ホータン 如来立像残欠

ホータン 如来立像残欠

Last 1

750,000 JPY

Free shipping

About other shipping cost

西域ホータン 6−7世紀 H11.2×H149×D4.2㎝(本体のみ) 西域南道の仏教大国ホータン。現在でいうところの新疆ウイグル自治区にあったこの国の遺跡から、本作のような小型の塑造による如来立像が多く見つかっています。 こうした小型像を石窟内の壁面や大型の仏の光背に貼り付けることで、化仏としたり千仏を表したりし、荘厳しました。 類品は、頻度こそ低いものの市場で散見されますが、仏様の部分だけが剥がれ、彩色も失われたものが多く伝わる中で、本作は元々取り付けられていた壁面の残欠に付いた状態で残っています。 またお顔や衣、後背の彩色、更には顔や手の輪郭に施された朱線さえも鮮やさを留めていることが仕入れの決め手になりました。 背面の青はラピスラズリによるものだそうで、日本や東アジアの仏教芸術にはあまり見られない色彩に、西方のエキゾチシズムを覚えます。 一方で、ホータン仏の最大の特徴とも言える、丸いお顔に切れ長の眼差しは、唐そして日本の白鳳期の様式との連関も示しています。 手やお顔の輪郭線に施された朱線は、西域の壁画でも必ず用いられる技法ですが、屈鉄線と呼ばれるこの技法がホータン国からシルクロードを経て日本へと伝わり、法隆寺金銅壁画以来の日本の仏教絵画に引き継がれたことはよく知られています。 砂漠の中の仏教大国が、当時どれほどに繁栄し、圧倒的な仏教芸術を生み出していたか、玄奘三蔵も目にしたのではないかと思われる風景が目に浮かぶようです。 - Standing Buddha, Clay and Polychromy Central Asia (Khotan), 6th-7th century H11.2×H149×D4.2㎝ (Body only) -