埴輪〈帽子を被った男〉

埴輪〈帽子を被った男〉

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古墳時代 H20.1×W12.3×D12.2㎝(本体のみ) トップのまるい、おしゃれな帽子が印象的な埴輪です。 関東系の埴輪に特徴的な赤く焼き締まった土の味わいが良く、帽子や首から下にはモデリングの痕跡や櫛目文様が明瞭に残り、元々の作行きの良さを鮮明な状態で伝えています。 シンプルで伝わりやすい造形美、表情の親しみやすさが魅力の埴輪ですが、単純明快であるからこそ、そこから受ける印象は個体によって千差万別。本作は、切れ長の目に高く通った鼻筋、小さな口が特徴的で、可愛さや愛嬌よりも、遠くを見据えた知的で凛々しい青年の表情を想起させます。 埴輪の起源は弥生時代後期の器台に始まり、5世紀後半頃から人の形をしたものが作られるなど、造形や装飾の幅が広がり段々と華やかになってゆきました。 古墳時代には、男性も長い髪であることを誇りに思っていたようで、「美豆良(みずら)」と呼ばれる髪型をしていました。 本作ようなおさげのように垂らした状態を「下げ美豆良」といい、王や盛装人、武人などの階級の高い人々がしていた髪型であったことがわかっています。 首元には、丸い連珠で表された首飾りが見られます。この時代の上層階級の男性たちは派手を好み、首飾りや美豆良飾りのほかにもたくさんの装身具を身に着け、煌びやかに着飾っていたようです。 本作は頭部のみを残しますが、元々はさぞ立派な装束を身にまとっていたのではないかと想像も膨らみます。 いにしえの風俗を今に伝えるだけでなく、古代の造り手が彫刻に込めた人間性の表現までをも伺い知ることができ、観るほどに興味が尽きない作品です。 帽子のツバの部分に10㎝ほどの直しがあります。 _ Haniwa (Cray image) , 〈A man with a hat on〉 Kofun period H20.1×W12.3×D12.2㎝ (Body only) Condition: There is a 10 ㎝ repair on the brim. -